- 支援級か普通級か迷ったらこれだけ読めば大丈夫|就学相談の流れと入学1年目の見通しガイド
- なぜこんなに決められないのか?ーーその理由は“あなたが悪いから”ではない
- 同じように迷う家庭に共通する“5つの悩み”
- “迷って当たり前”と知ることで親の心がラクになる理由
- ① 家庭で見つけた“困りごと”を1週間分だけメモしてみる
- ② 園の先生から“客観的なコメント”をもらっておく
- ③ 学校見学で“見るべきポイント”はこの3つ
- ④ 就学相談するときの“質問リスト”を作っておく
- ⑤ 年中〜入学までの“ざっくりタイムライン”を把握しておく
- 個別支援級・通常級 それぞれの“よかった点”
- 入学後に「ここは想定外だった…」と感じたこと
- 1年を通して“親が手放したこと・絶対に手放さなかったこと”
- 進路は何度でも修正できる:親の判断は“いまの最善”でいい
支援級か普通級か迷ったらこれだけ読めば大丈夫|就学相談の流れと入学1年目の見通しガイド
我が子の就学のことを考え始めると、「いったい何から手をつければいいの?」「この判断で後悔しないかな…」と胸のあたりがソワソワしますね。
私も、三兄弟それぞれにまったく違う発達特性があること、また夫婦で意見が割れる時期もあったりと、毎年のように“新しい迷い”と向き合ってきました。
この記事は、そんな 「決めきれない」「不安が大きい」親御さんのための、就学の見通しガイド です。
1本読めば、就学相談の流れから入学1年目のリアルまで、すっきりわかりやすいように書いています。
少しでも不安が和らいで、『よし、やってみようかな』と一歩進む力になれますように。迷いを抱えたままでも大丈夫、まずはそっと読み進めてみてくださいね。
まず“迷って当たり前”と知る:就学で悩む親の共通ポイント
なぜこんなに決められないのか?ーーその理由は“あなたが悪いから”ではない
個別支援級・普通級・通級・交流学級…。
小学校の仕組みは複雑で、しかも自治体ごとに微妙に違います。
さらに、子どもは幼稚園・保育園に通う4〜6歳のあいだにグッと成長したり、一方でまだ波があったりして、「この子のいまの姿」だけでは判断しにくい のが普通です。
私自身も、
- 次男のときは、園の先生から“集団生活で理解の難しさがあるかも”と言われ迷い、
- 三男では、面談に行くたびに先生から指摘される問題が変わることがあったりで、
「いったいどれが正解なの?」と混乱し続けた時期がありました。
つまり、迷うのは“親の力不足”ではなく、制度と子どもの成長のタイミングが絡む複雑な問題だから。

そりゃあ迷って当然だよね。
同じように迷う家庭に共通する“5つの悩み”
就学前に悩む多くの家庭には、こんな共通点があります。
- 『普通級でやっていけるのか不安』
- 支援級を選んだら「社会的に不利」な場面がありそうで心配
- 子ども本人が、どちらの環境なら安心して過ごせるのか分からない
- 親の負担が増える?減る?想像がつかない
- 夫婦の意見が割れる(これがいちばんツライ)
私も三兄弟の判断のとき、夫と“普通級派/支援級派”で意見が割れる瞬間があって、とても苦しかったです。
兄弟でもそれぞれ特性や状態が全く違うので、前と同じ都は当然いかず、基準が揺らいだり、意見が変わるのもまた当然のこと。
『自分だけが迷っているわけではない』と知っておくことも、ひとつ落ち着いて考える材料になると思います。

パパとの相談が一番大変かも…?
“迷って当たり前”と知ることで親の心がラクになる理由
親が考える就学の判断に「絶対の正解」などありません。あるのは “その時点での最善” だけです。なんなら、その繰り返しのなかで、子どもは育っていきます。
そして何より、進路は”入学後に変えること”ができます。学校や関連機関との相談で入学後でも調整が可能です。
- 個別支援級→普通級に戻る
- 普通級→個別支援級に転籍する
- 通級に通う
- 交流学習の回数を増やす
こうした変更や調整は、実際にどの学校でも日常的に行われています。長男の時代は(10年以上前)、”転籍は学年の変わり目に”など条件があったのですが、今はもっと柔軟に対応してくれると聞いています。
私自身も、柊の判断をするときに「いまの最善でいいんだ」と思えた瞬間、胸につかえていた重さがすっと軽くなりました。
あなたの判断は、いまのあなたが大切な子どもを思って選ぶ「最善」、それで十分です。
就学相談までに“親が準備しておくとラクになる”5つのこと
① 家庭で見つけた“困りごと”を1週間分だけメモしてみる
就学相談では「家庭での様子」も大事な判断材料になります。
まずは平日1週間分だけ、負担にならない範囲でメモしてみてください。
メモするとよいポイント
- 身辺自立の程度(トイレ・着換え・歯磨きなど)
- 朝の準備の流れ(ひとつずつ声掛けが必要?自分で動ける?)
- 指示の通りやすさ
- 切り替えの苦手さ
- 友達関係のトラブル
- 感覚的な困りごと(音・におい・触覚)
私も、次男・三男それぞれで「見通しが悪いと支度が進まない」、「朝の気分に強く左右される」、「不快があるとパニック・全身で訴える」などをメモしていたので、就学相談の際にしっかり伝えられてとてもスムーズでした。
② 園の先生から“客観的なコメント”をもらっておく
役者さんの表と裏の姿を表すときに『舞台と楽屋』なんて言ったりしますよね。子どもたちも、園での様子は、家庭での姿とはまったく違います。歌舞伎役者?ってくらい別人な子もいます。
また、加配の有無、集団活動での姿、友達関係…。いろいろな条件で子どもの状態はかわるものです。
次男のときは、園の先生から
「指示の理解はゆっくりだけど、ていねいに教えるとできる」
という言葉が大きな判断材料になりました。
小学校を前に、いまの集団生活での様子や園の視点はとても貴重な材料になります。
③ 学校見学で“見るべきポイント”はこの3つ
学校見学は、親の“肌感覚”で環境を確認できる大事な機会です。
長男が入学前、初めて小学校に電話したときはバイトの応募よりも緊張しましたが、小学校の先生も慣れているのかとても優しく対応してくださいました。
見るポイント
- 教室の雰囲気(音の大きさ・情報量や視覚刺激)
- 支援員さんの人数や動き方
- 普通級との交流がスムーズにできる仕組みがあるか
大きな音が苦手な次男を見学に連れて行ったとき、支援級の教室の“落ち着き”を見て、親子でとても安心できました。
反対に普通級のざわつきが気になったのも正直なところです。

次男の一言「がっこうって、ようちえんよりうるさいね」ww
④ 就学相談するときの“質問リスト”を作っておく
就学相談の場では、遠慮せずに質問して大丈夫です。むしろ、『何がわからないか、わからない』を避けて情報を整理しておくためにも、小さなことでも聞けるチャンスです。
質問例
- 加配はついてもらえますか?条件やタイミング
- 交流はどの程度できますか?特定の教科や開始時期
- 通級は併用できますか?
- 放デイと学校の連携はありますか?
私は三男の相談では「加配がついてくれるか」を必ず確認する予定です。園では加配の先生がいることに本人も慣れている状態なので、入学してすぐの間だけでも、加配の先生がついてくれるかどうか?これがわかるだけで入学後の親子の安心感がまったく違います。
⑤ 年中〜入学までの“ざっくりタイムライン”を把握しておく
だいたいの流れを知っておくと、焦りが減ります。
ざっくり時期の流れ
- 年中:困りごとの把握、入学する小学校や相談先の確認
- 年長:学校見学・就学相談
- 秋~冬頃:学級決定
- 入学準備へ
次男のときは、久しぶりのことで動き出しが遅く焦ってしまったので、
三男では、今年すでに年中の夏頃から園と相談し始めていますが、心の余裕が大きく違います。
入学後1年で分かった“わが家が選んだ道の良かった点・見直した点”
個別支援級・通常級 それぞれの“よかった点”
わが家は三兄弟のうちうえ二人は同じ小学校の支援級ですが、入学の年度は10年以上開いて制度も変化があり、また支援級を選んだ基準や入学後の状態もそれぞれ全く違います。
だからこそ見えることがあるので、少し整理してみます。
支援級のよかった点
- その子のその時の状態にあった対応をいつでも相談できる
- 落ち着いて静かな環境
- 成功体験が積み重なりやすい
特に次男は、支援級では安定していて笑顔が増え、宿題の負担はちょうどよいところを先生と相談しながら探しているところです。
通常級のよかった点
- 同年齢との社会的な刺激が多い
- 通級との併用がしやすい(というか一般級在籍でないと通級は使えない)
長男は、一般級のほうが学習意欲は高くのびのびできていましたが、音や視覚の刺激が多すぎて疲れるため、交流の回数は調整していました。
入学後に「ここは想定外だった…」と感じたこと
- 勉強の量・宿題の量が思ったより多い!
- 先生との連絡が細かい(特に、支援級は毎日の連絡帳記入が必要)
- お友達とのトラブル(会話の難しさ・距離感のズレ)
- 放デイの曜日・時間調整が大変
次男のときは、毎日“宿題スイッチ”に苦戦し、夕方がつらい時期がありました。長男では、連絡帳の読み違いで何度も失敗しました。三男はどんなことが起こるのか…想像するのがこわいです。
1年を通して“親が手放したこと・絶対に手放さなかったこと”
手放したこと
- 完璧な学習習慣をつけようとすること
- 「みんなと同じように」を求めること
手放さなかったこと
- 子どもの“安心感”を最優先する
- 先生との連絡はこまめに続ける
- 毎日必ず「大丈夫だよ」と伝えること
- 近所のお友達と遊ぶ時間をつくる
私自身、“全部自分でやらせよう”という完璧主義を手放したことで、子どもとの関係が驚くほどラクになりました。
また、次男の支援級の先生との連絡帳問題では、三男に手がかかる時期にしばらくお返事を控えさせてほしいなど、子どもだけでなく私自身の状態も正直に伝えました。先生は「大事なことは対面や電話で都度ご相談できているので、毎日の連絡帳は読んでもらうだけでオッケーですよ」と言ってくださり、とても安心したのを覚えています。
進路は何度でも修正できる:親の判断は“いまの最善”でいい
就学のルートは固定ではありません。進路や在籍級は、いまは子どもの成長に合わせて柔軟に調整・相談することが十分可能です。
私も三兄弟それぞれの進路を通して、
「道はひとつじゃない」
「今日の最善が未来をつくる」
ということを実感しました。
迷っているあなたの判断は、いまのあなたができる“最善”です。
どうか、その選択を自分で責めないでください。
- 迷って当たり前
- 判断軸は“子どもの特性・家庭の状況・学校の支援体制”
- 年中〜年長のタイムラインを知ると心がラク
- 入学後は予想外のことも起きる
- 進路は何度でも修正できる
就学の悩みは、子どもの未来を思うからこその迷いです。
どうか、あなた自身の安心も大切にしながら、少しずつ前に進んでいってください。
あなたとお子さんが、安心して春を迎えられますように。


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