この社会の「見えにくい盲点」
わたしたちが住んでいる社会は、とても便利で、物もたくさんあります。
でも、便利なことと、安心できることは、同じではありません。
① しあわせには「2種類」あります
- 一瞬(いっしゅん)のしあわせ:おいしい!たのしい!うれしい!という快の気持ち
- つづく安心(あんしん):だいじょうぶ。ここにいていい。という気持ち
生きるうえではどちらも大切ですが、人生を支えるのは「つづく安心」のほうです。
② 都会(とくに都市部)は「一瞬のしあわせ」がたくさんあります
都会には、楽しいことや、きれいなものや、おいしいものがたくさんあります。
だから、テンションが上がることが多いです。
でも、その多くはお金や体力や時間が必要です。
つまり、元気だったり、余裕があるときほど、手に入りやすいです。
③ だから「つらい時期」にいる人ほど、しあわせから遠ざかりやすいです
たとえば、こんなときです。
- 赤ちゃんや小さい子の子育てで、毎日が大変なとき
- 病気やケガ、こころの回復(かいふく)をしているとき
- 家族の介護(かいご)をしているとき
- 学校がしんどい子や、不登校(ふとうこう)の子がいるとき
こういう時期は、体力も気力もお金も減りやすいです。
すると、都会の「一瞬のしあわせ」に近づきにくくなります。
④ ここが、この社会の盲点(もうてん)です
この社会は、「元気でがんばれる人」向けに、たくさんの仕組みができています。
でも、本当は、人はだれでも、
つらい時期があったり、休む時期があったり、助けが必要な時期があります。
なのに、社会の仕組みは、そういう時期の人が安心を育てる場所を、
じゅうぶんに用意できていないことがあります。
これが、見えにくい「盲点」です。
⑤ じゃあ、どうしたらいいのでしょうか
大事なのは、「安心は、お金で買うだけのものではない」と知ることです。
安心は、人と人の関わりや、居場所や、毎日の小さなやりとりで育ちます。
だから、困っている人や、がんばっている人が、
ひとりぼっちにならない仕組みが必要です。
まとめ
この社会は、便利で楽しいものが多いけれど、
「安心を育てる仕組み」が足りていないことがあります。
わたしたちが目指したいのは、
だれでも「だいじょうぶ」と思える安心が、ちゃんと育つ社会です。

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